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「どうだたか」 「うん、やっぱり彼らは面白いね」 壊れたキャンピングカーを背景にする景色を連れ立って遠ざかる男が二人。 二人とも並々ならぬ速さで森林地帯を駆け抜ける。 「フェイタンがアンテナを付けたあの男もなかなかのスペックだったし、操作していて面白いって感じたのは結構久しぶりだったかな」 「それはよかたね」 「うん。今回はあの変な能力が見られなかったのが残念だったけど、収穫はあったかな」 金髪の一見美男子は、行くところに行けば腹黒と有名なシャルナーク。 もう一つの小さな黒い影は、知る者たちには拷問好きと、そして何故かかわいいとも名を馳せるフェイタン。 「そうか。じゃそろそろ私は行くよ」 「シャルはどうするか?」 「確かに面白うそうだし、そっちについても調べていたんだ。ちょっと別口で当たって見ようと思っているよ」 「そうか」 幻影旅団。 俗称蜘蛛、とも呼ばれる彼らは、そうして仮の塒へと帰っていった。 |